設備投資 – 能力向上 or 省力化(省人化)
設備導入、設備更新の財務的根拠として、長期生産計画が使われます。設備を導入・更新すると○○円の売上増加となり、それをしないと○○円の機会損失が生じるので、設備投資をするべきである、というのが基本的な提案要領です。
売上増加にしろ、機会損失にしろ、現在の生産能力を超えるので、設備投資を申請するわけです。
先日、この論法で申請したところ、「生産能力の不足はわかった。けれども能力増強ではなく、省力化、省人化のための設備更新で対応せよ」との指示を受けました。
つまり、余計な仕事は増やすな、代わりに今の仕事をだれでもできるようにしろ、ということです。
この指示にもメリット、デメリットがあるのですが、アフターコロナで生産が回復してきており、既存の製品でも買ってもらえる現状では、収益性の高いコア事業とそれに直結する活動に注力して、多能工化、標準化などの取組みを進めるのが利益確保にちょうどいいのかもしれません。
現在の関連案件の投資としては、自動計器読取装置、ローコードアプリ作成ソフトウェアなどを積極的に導入しています。それらを活用して省力化、省人化を進めています。