PowerApps備忘録 – 累積時数の表示
設備稼働時間の累積時数の確認および更新をPowerAppsで行うときの要領です。
データテーブルは次のものを使います。
設備名 | 稼働時数 | 累積稼働時数 |
設備A | 15 | 15 |
設備B | 25 | 25 |
設備A | 30 | 45 |
設備B | 40 | 65 |
アプリ画面には、入力用コントロールとして設備名および稼働時数が分かるもの(テキスト入力、ドロップダウンなど)を配置します。(ここではコントロール名をtxt_equip, txt_loadとします。)また、確認用コントロールとして入力前の累積稼働時数が分かるもの(ラベルなど)を用意しておきます。(ここではlbl_total_loadとします。)
累積稼働時数を取得するときには、設備ごとの一番最新のレコードを取り出します。確認用のコントロール(lbl_total_load)のテキストプロパティには次を入力します。
Last(
Filter(
テーブル1, 設備名=txt_equip.Text
)
).累積稼働時数
設備名でフィルタをかけ、その後最新のレコードをLast関数で取得し、その中の累積稼働時数列の値を出しています。
(エクセルの場合はxlookupで下から検索ができるのですが、PowerAppsのLookupは下からの検索ができないようでした。)
これで累積稼働時数を取得できます。新たなデータを保存する際にはこの累積稼働時数に今回の稼働時数を足し合わせたものをPatch関数などで追加していけば、PowerAppsで設備の累積稼働時数を入力および把握できるようになります。